ファティマの恍惚『からくりサーカス』

ー単行本全43巻、1997〜2006年に週刊少年サンデーに連載された藤田和日郎 氏作ー

ファティマは物語中盤で登場する、「しろがね」と呼ばれる者たちの1人です。

しろがねは5年に1度しか歳を取らないので、通常の人間とは事実上、結婚し共に歳を重ねていくのが不可能なことから、ファティマは生涯を共に歩む人に憧れていました。

作中にて、ファティマが恋い慕う人物に向ける眼差しがこの絵です。第17巻から登場するファティマの姿・行動を追い続けると、最期の時を迎えようとしている彼女の恍惚とした表情を見て、何とも言えぬ感情を抱きます。

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